−情報通信審議会答申を受けて。「同帯域での継続が困難」
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20070628/dradio.htm
えーっとこれってどこの馬鹿がいっていることでしょう。
放送系業務については
1. LO-VHFは世の中に受信機が広く出回っているので放送用にしか使えない。
2. 周波数が高いほうが飛びがいいのでHi-VHFの周波数の高いほうを各業務が要求。
した結果放送業務はHI-VHFの一番いいところの14.5MHzをとったはずです。
でもって、この周波数の分捕りあいはもうだいぶ前に終わっているので*1 7,8Chがデジタルラジオに割りあたらないってことはその筋の人ならとっくに知っていたはず。
まあデジタルラジオの規格自体がワンセグのサブセットでワンセグの素性の悪いところ(データ放送の記述言語BMLが特殊すぎて制作できる人がいないし、他の言語からコンバートしにくいとか、セグメントごとにコンテンツを分けるので、チャンネル変更時に必要な情報*2をものすごく頻繁に送信しなきゃいけないとか)を全部引きずっているいわば「棚に並べる前から賞味期限切れ」な規格なわけです。
ワンセグ系統では「ISDB-Tmm」なんかも出てきているわけで、これから腐った規格が免許されることは無いと思いますが、メディアではまだデジタルラジオの死亡宣告はされていないので、これがまた電波行政の足を引っ張ったりするんでしょうな。
*1:http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070512/132429/
*2:逆に言えば普段はそんなに必要ない