デュープレクサの特性に迫る(その5 MX-610編)

最後はダイアモンドのMX-610である 1.3~30MHzのポート(以下HFポート)と49MHz~470MHzのポートを持つ。スペック上のアイソレーションは45dB

なお、今回の測定で、一部キャリブレーションちゃんととってない部分があるのでロスに関しては正しい値がとれてません。

HF側

MX-610 COM-HFポート

50M側

HX-610 Com-50

アイソレーション

HX-610アイソレーション

ん、ん- これは49MHzで40dB無いように見えるがどうだろうか。

まあでも35はあるようだから、まあそれでいいかと。

 

今回の測定はNanoVNA+NanoVNAAppで行いました。

ネットワークアナライザでスクリーンショット撮れる機材って30年前はアナライザのCRTにポラロイド向けて撮影してたこと考えると、なんというか、こんなにお手軽になっちゃって…感があります。

デュープレクサの特性に迫る(その4 CF-530編)

CF-530 こいつは1.3MHz~90MHzのポート(以下90Mポート)と、125MHz~470MHzのポート(以下125Mポート)を持つ。表記上はアイソレーションは45dB以上といっているな。

CF530 Com-90

綺麗な。LPFである

CF530 Com-125

125Mポート側の特性はこんな感じ。

アイソレーションに関しては

CF530 アイソレーション

120MHzくらいのところにピークがあって、ここが40dBを満たさないが、まあこの辺の周波数を使うことはない(そもそもこのデュプレクサの通貨帯域ではない)ので問題ないだろう。それ以外はきっちり40dBを守っている。

デュープレクサの謎に迫る(その3 CF-416編)

続いてはCF-416 である。こいつは145/351のデュープレクサとして使えるので個人的に重宝している。

CF416 COM-145

まっとうなLPF特性30dBくらい切れてる。

CF416 COM-435

こちらもきれいなハイパス特性。350MHzも難なくクリア。

CF416 ポートアイソレーション

220MHzあたりに‐16dBくらいのピークがあるが、そこを外せばアイソレーションは40dB位取れていて安心して無線機につなぐことができる。

デュープレクサの特性に迫る(その2 CF-514編)

それではほかの手持ちのデュープレクサの特性も見ていこう。まずはCF-514 

3ポートで50/145/435のポートを持つ。 よくわからんけど古そう。

COM-50ポート間 LPFにはなっている

COM-145ポート間こっちもちゃんとバンドパス

COM-435間F特

こっちもちゃんとハイパス

 

CF514 145-435ポート間アイソレーション

ポート間アイソレーションをとってみたところ。20dBを超えるところがない。

これが普通だよね。ただ。無線機間のアイソレーションとしては20dBはちょっと不満かも。本体にアイソレーションや透過パワーの記載はない。

デュープレクサの謎に迫る いまいち性能の出ないHS-770編

昨年ハムセンター札幌にジャンク箱から買ってきたデュープレクサのHS-770がなんか特性おかしい気がするのでNanoVNAで特性測ってみた。問題なのはS12特性なので白いほう

HS770 COM-145ポート間特性

HS770 COM-435間特性

これ見て、あれ?デュープレクサなのにLPF/HPF特性じゃなくてBEF特性持ってるのはなんでだ?ってなるわけで。極めつけはこれ、145/435ポート間のアイソレーションである

HS770 145-435 F特

145MHzと435MHzではアイソレーション取れてるんだが、送信改造とかしてあったら、これ送信した瞬間にもう一台の受信機のフロントエンド燃えるな。

 

ちなみにHS770はこんなやつ 1500円で入手

HS770 Maldol

本日の工作 FT-817の電源周りとか

がらくたがたまってつらいので、たまっているTodoを少しずつ切り崩しで、そのためにためっている在庫を処分していく。

 

今回のネタはFT-817の電源周り。

どうもFT-817にさしてあるNC-72Aが無負荷だと電圧ちゃんとでるが、フル負荷だと電圧下がるっぽい。本来だと電子負荷もってきてNC-72Aをいたぶってやるべきなんだが、そもそもこのサイズの電源コネクタのプラグはともかくレセプタクルなんて売ってるのが珍しいし、そもそもうちに在庫はない。そしてうちにはNC-72Aは3つもあるので、疑いのかかったものは使わないほうがいいかと。

 

で、FT-817はFT機だからまだぎりわかるけど、NC-72Aってトランス電源だからでかいし重いのよね。VX-7に標準のアダプタとして入っていたのは謎。

NC-72Aの電源ケーブルはぶった切って5.5-2.1のDCレセプタクルをつけて、12Vの適当なACアダプターでFT-817を運用できるようにしておく。こうしておけば中華製の安いトリガーケーブルつかってモバイルバッテリーから電源撮れるしね。

 

で、がらくた箱の中から取り出した赤白ケーブルと5.5-2.1DCプラグのケーブルでFT-817に電源突っ込むと電圧入らない…なんだこれ?

と思ったら、極性がセンターマイナスのケーブルでしたあぶねえ。

きっとこれはIC502用の電源ケーブルだなということで。記載して502とともに保管。

電波利用ページが新しくなりました

電波利用のページが新しくなったので、ログインしてみたら、過去に出した書類のデータが先方にあるはずなのに消えてるっぽい…

過去のデータはダウンロードして保存しているから実害ないけど、これバックアップとってない人だったらどうなっちゃうんだろう。

って、Hamlife.jpの記事見ていていたら。アカウント設定から過去のアカウント情報引き継がないといけないとのこと。

 

<旧 “電子申請・届出システムLite” アカウントからの引き継ぎ法は?>総務省の「電波利用電子申請」サイトが本日オープン - hamlife.jp

 

やってみたら、確かに過去データ取り込めた。これでよし。

なお、過去に出した申請書マージして最新版がどうなってるか確認できるようにするのはこの後のシステム変更で実装される予定はあるそうです。