変態な無線機を購入しました
性能抜きにして見た目の好き嫌いだけで無線機買うシリーズ。
結構見た目だけでアマチュア無線機買ってます。
FT817とか、IC7200とか軍用無線機っぽい無線機好きっぽいです。過去にはIC706に一目惚れしたこともあるけど。
で、今回さる筋で出くわしたのがFT70GCの超美品
これは八重洲無線のアマチュア無線のリストにも入ってるんだけど、保証認定リストに載ってないし、過去某国軍隊で使用されていて、IC7200のなんちゃって防水ではなく、ちゃんと防滴になってるという代物。周波数設定がサムホイールスイッチなので、周波数スイープすることできないので、本質的にアマチュア無線機には向いてません。でも一目惚れしたから買っちゃいました。
↑説明のために貼っただけで買ったところは違います。
届いて見てみると超美品。鼻血出そうないいコンディション。軍用機趣味の方の持ち物だったんで大事にされてたんでしょうね。
手元についてからいじり倒してみましたが、各所に謎が散りばめられてます。
まず、こいつ電信が打てることになってますが、電波形式がA1ではありません。
キーをONするとSSBモードで1500Hzが変調器に入る仕組み。つまり正確には電波形式がA2(ただし抑圧搬送波なのでA1と電波では区別つかない)、当然サイドトーンも、受信のトーンも1500Hz。 えーCWのトーンの標準って800Hzくらいじゃなかったけ。
しかも、受信回路はSSBと全く同一。狭帯域のフィルターとかなし。使えんのかコレ。
取扱説明書には電波監理局への申請書の書き方とか書いてあるけど、電波形式A1って書いてあるけど系統図みたら即座にA2だってバレるよね。さらに保証認定については書いてないってことは、本当に免許降りたんだろうかこれ。
(CB周波数に電波出せるから、JARL保証認定の仕組みでは保証認定されないはず)
うーん謎すぎる。
洋上管制とか聴くにはいい受信機だと思いますが、免許通すの難しいし、使い道…。
固定周波数でFT8専用にするのだったら、TS-130に水晶オーダーメイドして積むとかの方がインパクトあるし、手に入れたはいいがどうしましょうって感じ。
ちなみにバージョン違いでFT70ってのもあって、これは周波数が10チャンネル。
周波数は内部の基板のダイオードブリッジで設定するという超絶謎仕様です。
70GCは稀にヤフオクに出てくるけど70Fは流石に見たことないし。