HDにもきれいと汚いがあるんだよ

だいぶまえにhamutaroと話したのだが、映像業界というのはまだ十分に「HiFi」ではなく、画質向上に対してやらなくてはいけないことが明確に見えているから、画質評価に「非科学的な俗説」が混じることは少ないけど、音声は十分にHiFiになってしまっているのできれい汚いの評価の再現性がよくないのだ。

音声も5.1Chサラウンドでの音質評価ができてくれば、定位間の方面から別の基準の音質評価ということが出てくると思うけどね。

ただしHDの世界にも、当然きれいなHDと汚いHDがあるし、きれいに見えても仕方ない(もっといえばきれいに写すべきではない)物があるのも事実。現在は業務用ビデオカメラ用のアクセサリーとしてソフトレンズやソフト系のフィルターってあまり一般的ではないですが、今後流行ってくるかも知れません。*1

*1:ビデオカメラでは、露出の調節をほぼ絞りのみで行うため、写真のように絞りでソフトの係り具合を調整できない。ソフトを掛けるなら光学的にではなく、電子的に掛ける必要があるでしょう。