実写よりCGのほうが高画質

いわゆるピュアHDのモニターの解像度は1940*1080あるのだが、実は業務用VTR*1の解像度は1440*1080しかない*2のだ。 放送の場合は2Gbpsのデータを18Mbpsまで圧縮して放送するので、元絵がある程度以上情報量が多くても出力は変わらないのだ。
*3

ピュアHDが表示できるモニタでD3,D4両方に対応できる場合には、モニターは1080Pを表示できることになる。実はD端子では1080Pを伝送することはできない*4
ビデオ制作環境も1080Pに対応する流通フォーマットが無いわけなので当分の間1080Pなんて出てこないだろうと思っていたら、PS3HDMIで1080Pが出力できるそうですよ。*5

解像度が高くても、データがしょぼければ画質は低いのですが、GPUはどんどん強くなっているわけで、当分の間「実写よりもCGの方が画質が上」という時代があるかもしれませんね。

*1:これ1台で車1台買えます。HDCAMで700万円くらい

*2:1940*1080を録画できるVTRもあるのだが、とんでもなく高いので世の中にそう台数は存在しない。これの画像はとんでもなく綺麗

*3:今後HDでのビデオ流通が増えてくると、より高画質な映像を求める方向に動いていくと思われる。いまは放送の画質が販売流通の画質よりいいのでややこしいことになっているのだ。

*4:まあこの規格が作られたころは1080Pが録画できる機材なんてどこにも無かったし、D端子は所詮アナログなんだから仕方が無い

*5:インターレースって「間引き伝送」なので、CGを作るには、まずプログレッシブを作ってからインターレースにしないといけない。実写と違ってコストはおんなじということ