地デジの誤解を生みやすいCMはようやく入れ替えになりそう。

地デジキャラクターをしていた某タレントの逮捕のせいで、CMの差し替えが生じたりしてあわただしいことに。

まあ、あのCMもかなりうそになっていたのに、入れ替えが7月なんてとんでもないことになっていたから、今回の件で強制的に作り直しになったのは、地デジの促進という意味だけ見ればいいことだったかも知れない

今回あのCMが問題になったのは、アナログ終了の方法がだいぶ見えてきたから。
報道が異常に少ないが、詳細はこんな感じ(DPAにこれについての記述が見当たらないのはどういう考えがあるからなんだろうか。謎)

うそになっていたのは次の二点
アナログTVは2011年7月25日以降は見られません
→ アナログTVの停波は7月24日正午になりました。
→ 7月1日から7月24日までの間は電波は出ているが、放送が見られる状態ではない。

ということ。件のCMはこの決定前につくられているので、4:3の画面が0時でいきなりばっさり切れることになっていたけど、そんな風にはなりませんよ。

もうひとついうと、来年あたりからアナログ放送でレターボックス(上下黒味)になる番組が増えて、アナログでの視聴はかなり見にくくなります。現状は4:3を前提に作っているから、デジタル対応テレビでもアナログで見たほうが見やすかったりするのよね。アナログをレターボックスにすると画面構成がすべて16:9になるので番組の作りもようやくHD主体にかわります。

うちの会社の上層部がCGのワイド対応について、「そんなの2011年以降でいいじゃない」なんてことを言っていたりするのですが、ここ1年くらいで、制作環境にHD化は「いやおうなしに進まなければいけない」状況になるでしょうね。