公益法人が減る理由

公益法人はこのあと数年で間違いなくほとんどなくなる。
それは民主党がどうとかではなくて、もう何年も前から決まっていたこと。
前原さんが「国土交通省管轄の公益法人を見直す」っていってるが、すでになくなることが決まっているのになにをいわんやである。

大半の公益法人がなくなる理由は2006年に法律が成立している「公益法人改革」のため。
今まで各官庁がお手盛りで決めていた公益法人の認定基準を厳しくして、更に内閣に移すという改革で、役人のために役人が作った公益法人は一般の法人に移行しなくてはいけないようになっている。

今までの公益法人の決定はかなりいい加減で、趣味の団体(それこそアマチュア無線連盟とか)だの、公務員の弘済会なども「不特定、または多数への貢献」ということで公益法人と認められてきた。

2013年以降は「不特定且つ多数に対する公益事業への支出が総支出の50%を超える」団体でないと公益認定を受けられない。公益法人が一般法人に格下げになる場合には財産を処分しないといけないので、今公益法人は資産をどこに逃がそうか画策してる最中だ。