近所のひなびた鰻や

4年前に引っ越したときから近所の鰻やが気になっていた。
札幌にはほとんど鰻やというものがなく、チェーン店以外では鰻屋を見ることが珍しいというのが一点。*1

もう一点は、建物の外形が「全体に煙でいぶされたように」すすけていたので「怪しいもの大好き」の血が騒いだわけ。

いけなかった理由は、店の外に価格が表示されていないし、店構えの雰囲気から「価格が予想できない」こと。もうひとつはここに取材しに行った放送記者が「偏屈親父だった」と言っていたような気がすること。

●してその鰻は

店内に入っても価格表示が一切なし。どうやら「上」とか「並」とかがあるわけではなく、「うな重」1種類と、後は焼き鳥のような串焼き。どれも価格なし。

美味かったです。私は最近「鬱」なのと、「もともと美味いものを喰う習慣がない」ので、あんまり食い物で感動したりはしないのですが。美味かったです。

ただし価格も私の予想の上を行き、ビール中ビン1本とうな重で3000円でした。 3000円といえばマッサージにいって40分もんでもらうのと同じか… 微妙かも。

*1:北海道は脂の乗った海産物が多いから、わざわざ鰻を食わんでもいいということだろう。ヤツメウナギを食う習慣はあるらしい。