平常運転の33歳の誕生日

編集機関係でお世話になっているカノープス社のEdiusのVer5.0が発表されました。

今回のバージョンアップでは

1.従来ターンキー(編集ソフトとコンピュータをシステムとして購入する形態)でなければオプション購入できなかったXDCAMやP2のコーデックサポートが編集ソフトに取り込まれた。

2.GPUの能力を積極的に生かすようになったため、動作が軽くなったらしい(その代わり動作環境が大幅に狭くなった)

3.HDMIではあるがHDの入出力のボードが低価格でラインナップに加わった。(従来はHDのプレビューモニターを出すにはアナログ出力のVELUXボードを買わないといけない上、VELUXボードにはHDの入力が無かった)

HDMI-SDIの変換はざらにあるで、タイムコードのことを考えなければ、結構低価格でHDがとりこめる。DVCPROHDやHDVなどの場合には1394経由で出力できることを考えると、最終形態をHDCAMにこだわらなければ結構安価にHD編集環境が作れるようになったということ。

WEBに発表されている以上の資料を入手できていないのだが、海外に販売の軸足を移して、国内に特有のターンキーでの商売を絞っていくということなんだろうかなあ。

今みたいにPCのビデオ周りの陳腐化がものすごい勢いで進んでいるときには、特殊ボードを作るよりは汎用GPUに乗っかるというのはいい戦略だと思う。VeluxもHD環境だとアナログHDのプレビュー出力を出すボードでしかないわけで、割り切ってHDMIを出すボードが出てきたのはとてもありがたい。