アマチュア無線の1.2GHz帯どうなる

現状770〜806MHzにあるFPU/ラジオマイク、いわゆるA帯ワイヤレスマイクの周波数が携帯電話に指定替えになる関係で、FPUが1.2GHzのアマチュア無線の周波数に一部かぶる1240MHz〜1300MHzに一次業務として配分されるとのこと。

マチュア業務は従来からニ次業務なので、FPUに混信を与える場合にはアマチュアは使用できなくなります。
FPUの割り当ては他の周波数にもあるものの、ここが一番低い(飛びがいい)周波数なので、まあ1.2GHz帯が最も使われることになるでしょう。
しかもこのFPUって映像の伝送装置で10Wくらいの出力を持つOFDM送信機なので周波数をビッチリと使います。周波数かぶったらまあつかえないでしょう。

気になっているのは運用調整をどう付けるかってこと。現在のFPUはOFDMで9MHz幅で4チャンネルある。この9MHz帯域とアマチュアのバンドプランをどう整合させるんでしょうかね。
OFDMと他の用途の混在だとガードバンドを結構大きく取らないといけないでしょうから、バンドの下端の衛星バンドと上端のSSBとかの指定があるあたりをのこすのか。さてそうなるとレピーター利権はどうなるのかとかも気になります。使ってないけど。
まあ現在の1.2GHz ATVに技術的意味があるかはかなり疑問で使っている人も少ないからこれに運用制限がつくのは時代の流れからいっていたしかたないでしょう。やる人は2.4GHzに行けるでしょうし。
DSTARのDDモードに至っては仕様がタコ過ぎて存在自体が悪と言えないことも無いので、移転先なくなってそのまま消滅してくれたら変な政治的遺恨を残さなくてめでたいかと。

割り当てに関する話題はここ
 http://www.tokuraren.org/soukai/pdf/20120608_H24SOKAI_SEMINAR.pdf (特定ラジオマイク連盟より)

1.2GHzのバンドプランはここ
http://www.jarl.or.jp/Japanese/A_Shiryo/A-3_Band_Plan/bandplan20090330.pdf

JARLは…この件に関する情報はまだ何も出てないみたい。