アマチュア無線のデジタル考

アマチュア無線のデジタルについて 日本はJARLがDSTARに肩入れしているのでレピーターはDSTAR方式しか免許にならない状況になっているが、現時点で方式を自由に決めていいならデジタルはDMR方式しかありえないだろうな。

 

DSTAR方式は技術的に有利性全くないし、技術が公開されてないからその点アウトだし。普通デジタルものって何かしらの規格で仕様が公開されている(日本ローカルの規格だとARIBでSTDが出ているものが多い)が、DSTARは規格が公開されてない。

 

総務省補助金突っ込んで開発させて、仕様を公開させなかったのは極めて謎。

 

DSTARリピーターは送信と受信が同時に発生するので空中線系にかなり強力な共用器(構造的にはキャビティ)を必要としますが、DMR Tier IIIなら2スロットTDMAで送信と受信を同時に行わないので、キャビティ不要ですし、周波数も1チェンネルだけでいいから145MHz帯でもリピーターおけます。

現在のアマチュアバンドはそんなに混んでない(少なくとも合法局は混んでない)ので、無理してチャンネル利用効率上げる必要ないし、アナログFMとの混信を考えると占有周波数帯幅が狭くなることについてはあまり意味がないと思います。

 

で、DSTARに比べてDMR Tier IIIの方が構成が複雑になりますが、現時点ではDSPやCPUのパワーが有り余ってるので、難しい処理したからって機材が安くなるわけでもない。DMR Tier 2のトランシーバがアリババで1万円以下で売っているの見ると、こりゃあDSTARとかで非関税障壁作っているのは少なくともユーザーのためにはならんわと。

 

あ、わたくし八重洲のユーザーですけど、別にBAOFENGの回し者とかじゃないからね。(倉庫探したらBAOFENGの無線機は持ってたけど)