放送行政ウオッチ

無線従事者免許のカードサイズ化について

パブコメの結果が出た。陸上無線技術士は二つ折りじゃあなきゃやだとか不毛な意見が出るかと思ったが、反対はほとんどなかったようだ。
 運転免許のように複数の免許をまとめてカード化してほしいという要望があるのが若干意外。国際免許である海上通信士、総合通信士は裏面の英文証明があるからまとめることは難しいので、結局のところ陸上無線技術士アマチュア無線、特殊の免許状をまとめてほしいということだと思います。個人的には免許の種別が多すぎるほうがよっぽど問題だと思うけど。

電気通信主任関係も少し動きが多い

3月31日に募集が始まったパブコメでは、電気通信主任にイーラーニングでの講習での取得を認める改正ほか。
9月4日から始まったパブコメでは
電気通信主任技術者の配置要件の見直し(実質的には強化)、資格者証のカード化などが行われる。
今までの資格者証は医師などど同じくA4サイズだったので、持ち歩くことはありませんでしたし写真もありませんでしたが、これからはチェックが厳しくなるということなんでしょうか。実は資格者証を現在紛失してしまっているので、制度が変わったら再発行してもらいに行こう。

緊急地震速報関係

http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02ryutsu08_000017.html
地上デジタルテレビで緊急地震速報を伝送すると、エンコードデコードで3秒くらい遅れるため、遅延時間が大きすぎて緊急地震速報が意味無いなんて話が上がっていた件。一部BCAS使っているからだなんてはなしがあがっていますが、それはうそで、一番遅延時間の長いのはMPEGのエンコーダとデコーダ(データ領域だと多重化の待ち時間)。だから他の領域とはまったく領域に地震情報を入れれば受信にかかる時間が短縮できるわけ。
地上デジタルの場合には一番受信に時間とパワー(と電界)がいらないのがACと呼ばれる部分。ここは受信機が作動した瞬間に読み始めるところで、変調方式などが書かれている。

技術的にはまあそうなるしかないことだけど、地上デジタルラジオとかでAC上の緊急地震速報が定義されなかった理由って何でしょう?