前回のウイルス騒ぎではシステム側では「視聴者からのメールを受け取るPCのみ」ウイルス対策ソフトを入れるというびみょーなたいさくをしたのだ。
今回はやっぱり不味いと思ったらしく「システム部から個人に割り当てられているパソコン全部」*1にウイルス対策ソフトを入れることになったらしい。
で、ソフトを入れてもらったのだが、この「ウイルスチェイサー」なんてソフトはみたことがなかった。
動作にしても、説明書を読む限りでは常駐動作しているはずだし「メモリアクセスを含めてドライバレベルでフッキングしている」はずなんだけど、「予想よりも動作がやたら軽い。」なんかヘンだ。
ヘルプをよーく読んでみると、このソフトはデフォルトでは「HDDへの書き込みの監視しかしない」らしい。
ネットワークやメモリへの書き込みを監視しているようなことが宣伝文句に書いてあるが、デフォルト状態ではネットワークのトラフィックも含めて監視していないようだ。で、オプションをいじってみると…おおっつ。
激重まったく使い物にならん。
ネットワークトラフィックを監視していないし、ポートも閉じていないということは、ポート攻撃の脆弱性を突くウイルスを送り込まれると感染するということだ。
HDDへの書き込みはできないのだが、他のPCに対する攻撃パケットを送りつけるわけなので社内LANを輻輳させることぐらいはできるだろう。あと2回ぐらい感染しないとみんな懲りないってことだろうか。
*1:ただしうちの会社はPCの持込を制限していないし、システム部以外が購入しているPCもあるので、すべてのPCが対象というわけでもない。