エネルギー計画で「コジェネ」って選択肢たりえるのか?

今後のエネルギー政策をどうするかって話で不思議な展開になっているようで。
なんか、「コジェネレーション」が「節電」とも「火力発電」とも異なるものとしてあつかわれているんだなこれが。

コジェネて結局「節電」ではあるものの、所詮は小規模火力発電でしかない。*1
しかもコジェネレーションっていうのは発生する熱の使い道があって初めて成立する。
北海道の冬みたいに熱需要がいくらでも湧いてくるようなところならいいけど、普通は電気需要と熱需要はリンクしないから、電気の需要ピークでは熱需要が少なすぎてコジェネが稼働しないような気がしますが…。

 あと、コジェネレーションをすると熱の需要に応じて発電することになるので(蓄熱は蓄電よりは楽ではあるんですが)供給調整って観点ではコジェネは風力などと同じく需給バランスを崩す側の立場になり、これが理由でますます火力発電の削減が難しくなる。

なんか、この辺の議論ってすごく感情的に進んでいて、科学的でも合理的でもない議論がされている気がするんですよ。

*1:燃料電池って線もあるが、とりあえずこれも天然ガスを燃料にするので火力に含むことにする。