最近放送業界ではMXFというのが流行っている。
MXFというのは放送用のファイル交換フォーマットでとんでもなく高い自由度をもっている。
自由度が高いということは逆に言うと互換性が取りづらいということで、事実MXFフォーマットを謡っているけど他の編集機では読めないファイルとかいろいろあったし、HDの標準的なCODECが決まっていなかったこともあり、*1闇の時代が続いていたわけだ。*2
ここにきて、SonyのXDCAMやパナソニックのP2などの非テープのHD機器が増えてきて、編集機もそれに対応が進んできたこともあり、急に「ファイルベースでワークフローをまわしたい」なんて声が出てきている。
でもって、じゃあそのファイル交換フォーマットの解説が日本語で読めるかというと、現状では日本語に翻訳されているわけではないし、解説書もARIBで細々と売っている状態のようで。
ARIBの解説書買ってみましたが、名詞がほとんど英語のまま。これなら英語で読んでも変わりないなあ。
まあ、ここまできたら編集機で作ったファイルをXDCAMかP2で読めればMXF対応と言っていいし、逆にDNxHDみたいな他の編集機で扱えないフォーマットはMXFとは呼ばれなくなっていくんでしょうけど。